So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

『次の本へ』みたび [本・雑誌あれこれ]

 以前、『続・次の本へ(苦楽堂)』に寄稿したとき、掲載に至らなかった文章を紹介しましたが、もう一つ。


名探偵募集中
『探偵になりたい(パーネル・ホール、田村義進)』から『そして夜は甦る(原尞)』へ


『探偵になりたい』については、別のハヤカワ文庫を読んだ時に、本に挟まっている新刊紹介のペーパーで広告を目にしたのかもしれないが、確証はない。人から勧められたのではないような気がする。だったら、お礼も含めてその人に感想を述べると思うのだが、この本について誰かに語ったという記憶はない。新聞や雑誌の書評でもないと思う。少なくとも、新聞で紹介される種類の小説ではないと思うし。
『そして夜は甦る』は、後の『私が殺した少女』が直木賞を取っているので、そこで作者の名前を目にしていたかもしれない。手元の本には「直木賞受賞!」というような帯はないのだが、古本屋で買ったのだとすればそれもありうる。受賞から実際に読むまでには間があったという記憶があるので、それが理由かもしれない。
 つまり、この二冊はお互いにつながっていないし、どこからこれらの本につながったのかも定かではない。実は今回、この文章を書く機会を貰い、改めて自分の本棚を眺めてみて、「なんでこれ買ったんだっけ」という本が結構あることに驚いている。
 これらは、起点にはなっている。『探偵になりたい』はシリーズ化されていて全9冊出ているのだが、それは全部買って、同じ作者の別のシリーズも読んだ。『そして夜は甦る』もシリーズになっているが、こちらは単行本と文庫本の両方が揃っている。もちろん、エッセイも読んだ。
 だが、最初は?
 麻耶雄嵩の『貴族探偵』も同様で、どういう状況で出会ったのかまったくわからない。装丁はシンプルで印象的だが、店頭で目にしたのだろうか。
 シャーロック・ホームズも全作読んだが、同じ探偵ものだ、ということは言える。しかし、ここまで何種類も探偵ものを挙げておいてなんだが、特別、探偵ものが大好き、というわけでもないので、そこに理由を求めるのは間違いのような気がする。
 ほかにも経緯不明の本がたくさんあり、どれもこれも迷宮入りしそうなのだが、誰かこの謎を解いてくれないだろうか。


nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:

春は【シゴト】一覧 [棚紹介]

 2018/4 は、「シゴト」を特集しました。
 単なる仕事ではなく、「プロフェッショナル」という観点も加えた構成にしたつもりです。

 以下に、本の一覧を挙げます。書名の五十音順です。関心のある本が見つかりましたら、お問い合わせください。ただし、これは 2018/5/6 12:00 現在の在庫です。
 データは、「(書名)/(著者)/(出版社)」の形になっています。著者や出版社は空欄の場合もあります。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

5月の営業カレンダー [営業時間とアクセス]

 5月の営業カレンダーは以下の通りです。

cal1805.png

・5/3(木)~5(土) と、5/19(土) はお休みをいただきます。
・5/12(土) は、五城目の朝市プラスに出店するため、15:00 開店とさせていただきます。


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

チョコレート・アンダーグラウンド [棚紹介]

 4/20 の秋田魁新報で、春の読書キャンペーンに向けた選書をさせていただきました。その第二弾で、『チョコレート・アンダーグラウンド(原題:Bootleg)(アレックス・シアラー、金原 瑞人/求竜堂)』を紹介します。
chocoug1.jpg
 ある国で、チョコレート禁止令が発せられます。
 現在の与党は「健全健康党」。
 チョコレートだけでなく、砂糖も塩も禁止。代わりに、フルーツが推奨されています。挨拶の言葉も「リンゴさくさく気分を」「ジューシーオレンジ気分を」。
 健全健康党はチョコレート探知装置を開発、違反者を見つけ出しては矯正施設に送り込んでいます。その支配に怯える人たちは、自分を守るために怪しいを人を見つけると密告もしています。
 ある日、ハントリーとスマッジャーは、バビおばさんのお店にカカオと砂糖があることを思い出しました。チョコレートが作れる!  お店の地下でチョコレート・パーティだ!

 一見、大人の強制に抵抗する子どもたちのお話ですが、それでは終わりません。
 極端な主張を持った健全健康党が権力を握ることができたのは、大人たちが選挙に行かなかったからです。
 そして、命令に従わないものの矯正、相互監視社会、密告の横行、子どもたちによる予備軍の構成、ネットの遮断、漫画の禁止などの統制は立派なディストピアです。子供向けの『1984年(ジョージ・オーウェル)』だと言ってもいいかもしれません。
 基本的には子供向けの本ですが、大人たちの一言で読み方に深みが加わるお話です。選挙権を持っている高校生にも勧めたい本です。

 山川あいじ によるコミカライズがあります(マーガレット・コミックス)。
chocoug2.jpg
 これは、小説の、ではなく、アニメ作品のコミカライズで、アニメのオリジナルキャラクターも登場します。アニメは、山川あいじ がキャラクターデザインを担当しています。
 現在、DVD を探しているところです。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

はしれディーゼルきかんしゃデーデ [棚紹介]

 4/20 の秋田魁新報で、春の読書キャンペーン(4/23 が、子ども読書の日、世界図書・著作権デー、サンジョルディの日)に向けた選書をさせていただきました。
 そのうちの一冊『はしれディーゼルきかんしゃデーデ』を紹介します。
dede1.jpg
 東日本大震災。
 復興には燃料が必要ですが、太平洋側の線路も道路も大打撃を受け、輸送が思うに任せません。
 そこで JR 貨物は磐越西線を使って日本海側から郡山まで燃料を輸送することを考えました。そのお話です。

 主人公は、ディーゼル機関車 DD51-852、愛称は「デーデ」。
 デーデはもともと磐越西線を走っていたのですが、震災当時は山口の門司でセメントを運んでいました。新潟に向かう間、東からの風が「うみがたちあがった!」というような悲鳴を運んできます。デーデは胸騒ぎを感じました――

 すとうあさえ氏のお話は、あくまでデーデと仲間のゴク(DD51 759)やイト(DE10)ベースで進みます。実際には、難しい問題(例えば、磐越西線の線路は JR 東日本が所有しており、その上を JR 貨物の列車が走る形になっているので、臨時ダイヤを走らせるのはそう簡単なことではない)があったはずですが、そういう要素は排されています。
 絵は鈴木まもる氏ですが、きれいでありリアルです。デーデに目や口があったりはしないので、大人でも抵抗なく読み進めることができます。
 絶妙なバランスで、子どもも大人も楽しめる絵本になっています。
 大人の方が子どもに読んであげる時には、前述の難しい問題をかすかにまぶしたり、デーデの装備に関するディテール(新潟にいたころはあった寒冷地装備は門司では外していたが、このミッションでは新たに搭載しなおした、など)を足してあげると喜ばれるかもしれません。
dede2.jpg

参考:
「DT200Aの庫」の「災害復興の大役を負ったDD51のドキュメント」
「しぇるぱ63のブログ」の震災
「NHK 東日本大震災プロジェクト」の明日へつなげよう
togetter の被災地に燃料を届けた緊急燃料輸送列車の絵本がグッとくると話題に「鳥肌立つレベル」「DD51が主役のお話」


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

岩波版ほるぷ図書館文庫 [棚紹介]

 これは、岩波書店が、児童書を得意としていた ほるぷと提携して、岩波文庫を ほるぷ直販でセット販売したものです()。1975 年のことです。中身は岩波文庫ですがハードカバーになっています。
holp1.jpgholp2.jpg
 これが大量に入りました。相応の痛みはありますが、出てから 40 年以上たっているとは思えない状態です。こちらに一覧を挙げます。
 通販も承りますので、ご希望の方はお知らせください。
popla.jpg

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

春は【シゴト】 [棚紹介]

 2018/4 の特集は【シゴト】です。

 スタートの季節にぴったりな、「働く」「稼ぐ」という意味の「仕事」なのですが、特集内容をうまく表現する単語がありません。
「仕事」はなんだか義務的な感じがする。
「職業」はちょっと分類用の言葉の感じがする。
「作業」は細かすぎる。
「家業」は当てはまらないケースも多いし、「稼業」だと「稼」の字のおかげでお金が濃く絡んできそう。「生業」も同じ。

 英語だとどうだろうか。
“occupation”は確かに職業なんだけれども「気晴らし」という意味もあって、ちょっとずれる。
”profession”は「専門的な知識を要する職業」で範囲が狭すぎる。

 考えあぐねてカタカナの「シゴト」にしました。

 カタイのヤワラカイの取り揃えました。ぜひ、店頭でご覧ください。

shigoto.jpg
nice!(1)  コメント(0) 

忘れない [棚紹介]

 2018/3 は、震災を特集しました。
 東日本大震災を中心に、日本海中部沖地震、阪神淡路大震災、熊本地震、長野県北部地震などもカバーしています。

 以下に、本の一覧を挙げます。書名の五十音順です。関心のある本が見つかりましたら、お問い合わせください。ただし、これは 2018/3/31 17:00 現在の在庫です。
 データは、「(書名)/(著者)/(出版社)」の形になっています。著者や出版社は空欄の場合もあります。


続きを読む


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

『次の本へ』ふたたび [本・雑誌あれこれ]

『続・次の本へ(苦楽堂)』に私の文章を掲載していただいています。
 これは、「ある本を読んで、その影響で、次にこの本を読んだ」というつながりを語るものです。「何を読んだらいいかわからない」という人に向けて、「こういう出会いもあるんだよ」という紹介をする、というのがこの本の趣旨です。
 依頼をいただいたときに何本か書いて、そこからセレクトしたのですが、掲載に至らなかったものをここで紹介してみようと思います。


新幹線に乗つて秋田から宮崎へ行つてみようと思ふ
『グレイテストな私達(わかつきめぐみ)』から『阿房列車(一條裕子)』へ


 秋田から宮崎に期限付き転勤中である(注:2015年当時)
 ある時、秋田から宮崎まで鉄道で行けるんじゃないか、と思い、調べてみたら、秋田を朝八時に出る「こまち」に乗り、「のぞみ」「さくら」と新幹線を乗り継いで鹿児島まで行き、在来線特急「きりしま」に乗り換えると、午後十一時には宮崎のアパートにたどり着ける、ということがわかった。で、時機をうかがって実行した。
 岡山で百閒川を渡っているとき、「あ、俺は今『阿房列車』を運行しているのだ」と気づいた。
「阿房列車」というのは、内田百閒の命名によるもので、列車に乗るのが目的の旅行のことである。初出は「特別阿房列車」という作品で、「なんにも用事がないけれど、汽車に乗つて大阪へ行つて来ようと思ふ」と書かれているのだが、「用事がない」というのが肝要であり、行った先で見聞などを広めたりしたら負け、という精神の元で運行される。飛行機なら四時間で済むところを十五時間かけて行こうなんて思いつきは「阿房」的と言ってよい。
 2008 年頃に、小学館の「サライ」という雑誌が内田百閒を紹介していた。それで興味を持って『ちくま日本文学 内田百閒(ちくま文庫)』を読んでみたのだが、最後に収録されている「特別阿房列車」が大変に面白く、続いて『第一阿房列車』『第二』『第三』と次々に読んだ。
 気に入ってみると、他の人が何と言っているかを知りたくなる。ネットであれこれ読んでいたら、一條裕子によってマンガ化されていることがわかり、これも急いで入手した。内田百閒の言い分はどうあれ旅行記で、風景や列車などの描写があるから、これが絵になるとさらに楽しい。
 ところで、内田百閒にしろ、一條裕子にしろ、それまで全く知らなかったわけではない。
 内田百閒については、わかつきめぐみの『グレイテストな私達』というコミックスのあとがきで「ノラや」について読んだのが最初。百閒を描いた『まあだだよ』という映画も見たが、本来、守備範囲外である文学系作品を見る気になったのは、それが記憶にあったからかもしれない。
 一條裕子については、とあるブログで紹介していたのを見て興味を持ち、『必ずお読み下さい。』を読んでいる。
 どちらもそれっきりだったのだが、それが『阿房列車』で突然、つながったことに驚いた。
 さて、「阿房新幹線」運行中は、ずっと DVD を見たり本を読んだりしていて、窓の外の百閒川に気づいたのは偶然である。旅行らしいことと言えば駅弁を二度、駅そばを一度、食べたことくらいで、本当に乗ってるだけ。「阿房列車」ここに極まれり。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

食え! 飲め! 読め! [棚紹介]

 2018/2 は、飲食の特集でした。
「こんなにあるんだ」という感想をいただきましたが、私もそう思います。もちろん、これがすべてではなく、「あれもあった」「あれもいれたかった」の連続ですが、期間が決まっていますので、やむをえません。また別の機会に展開できればと思います。
 以下に、本の一覧を挙げます。書名の五十音順です。関心のある本が見つかりましたら、お問い合わせください。ただし、これは 2018/3/1 17:00 現在の在庫です。
 データは、「(書名)/(著者)/(出版社)」の形になっています。著者や出版社は空欄の場合もあります。


続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:
前の10件 | -